富山市/飛騨市(富山/岐阜) 唐堀山(1159.4m) 2020年10月17日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:35 駐車余地−−6:47 非常扉−−6:49 登山口−−8:58 唐堀山−−10:08 登山口−−10:11 非常扉−−10:23 駐車余地

場所富山県富山市/岐阜県飛騨市
年月日2020年10月17日 日帰り
天候雨後小雨
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場加賀澤トンネル東側の橋東詰めに駐車余地あり
登山道の有無非常に良好な登山道
籔の有無広い刈り払いで体に触れる草木は皆無
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント先週のリベンジで唐堀山へ。ネットで最新の情報収集の結果、飛越トンネル東入口の非常扉が今の登山口だと判明。登山道は送電線巡視路兼用と思われ、体に触れる草木は皆無なほどよく整備されていた。山頂は背の高い根曲がり竹と樹林に覆われて展望皆無




加賀沢トンネル東口にかかる橋の東詰めに駐車余地あり 車道北側に広い歩道あり
加賀沢トンネル東口 トンネル内にも広い歩道が続き安全に歩ける
この非常扉から外に出る 外に出たらこれで下る
下ると旧国道に出る。前回と違って明らかに藪が刈られている 鉄道トンネル入口
鉄道トンネル横が登山口。案内標識無し 平坦地を経由して本格的な登りへ
標高410m付近。植林帯を登る 「丁」の文字。何の標識なのか不明
標高550m付近。左から送電線巡視路が合流 標高640m付近。最初の送電鉄塔
標高700m付近 標高750m付近。2つ目の送電鉄塔
標高830m付近。3つ目の送電鉄塔 灌木のトンネルができている
標高900m付近 標高970m付近
標高1030m付近 標高1120m付近。尾根を直登する獣道は見送って巡視路を進む
標高1140mで左に巡視路が分岐 唐堀山山頂。三角点が無ければ登山道の途中
山頂標識 標高940m付近から見た初冠雪の北ア
登山口に戻る 鉄橋の高さ制限だろう
新国道直下 この階段を登る
階段登り口の標識。非常扉は「普通」に使われているようだ 階段側から見るとこんな表示
非常扉。鍵は外から開錠可能 橋にはトンネルと同形状の覆いがありトンネルと区別できない


・先週登ろうとしたがネットの古い記録を見て参考にしてしまったため、宮川沿いの旧国道が広範囲に崩壊していて登山口の鉄道用トンネル脇までたどり着けなかった。後日、改めてネットで今年登った記録を検索したところ多数発見。なんと現在の取り付き場所は先週考えた橋の上の非常扉であった。まさか正解だったとは・・・ 土曜日は広範囲で雨だが日本海側ほど雨の降り方は弱い予報なので、リベンジに出かけることにした。

・往路は安房トンネル経由。片道約160kmは一般道で3時間半ほど。先週の偵察で橋はトンネルのような鋼鉄製カバーで覆われてトンネルと区別がつかないこと、非常扉付近には駐車スペースは無く、最も近い場所は加賀澤トンネル出口東側の橋を渡った先にあるお地蔵様付近と分かっていたので直行、そこで仮眠した。到着時はごく弱い雨だったが夜中から明け方は本降りの雨になった。今回は無理して早く登り始める必要はないので明るくなってからの出発とした。

・久しぶりに最初からカッパを着ての出発。雨量は夜中と比較して小降りになっていた。このまま止んでくれるといいのだが。もしくは傘で対応できる程度が望ましい。非常扉から梯子を下るため傘を持ったままでは下れないのでまずはカッパなのであった。

・国道の富山方面側の車線には広い歩道があった。この人家が無い山の中ではたして利用者がいるのか疑問であるが、もしかしたら非常扉がこちら側にある関係上かもしれない。加賀澤トンネルから連続する橋の区間に突入するが、壁の色を良く見ていないとトンネルから橋に変わったことは認識不能だ。それくらい連続性がよくできていた。

・橋の部分と次の飛越トンネルの境界付近に先週に車の中から見た非常扉が登場。施錠されて開かないか心配していたが、キーで施錠するタイプではなくサムターンで施錠するタイプであった。今はドアがロックされた状態だがサムターンを回せば開錠可能でドアが開いて外に出ることができた。

・しかし帰りにトンネル中からサムターンでロックされたらトンネル内に入ることができない。この点を心配したがサムターンは扉の外側にもあり、内部のサムターンと軸が繋がっていて、内部/外部どちらからも開錠が可能な構造になっていた。よかったぁ。まあこれが常識的な構造だろう。

・コンクリートの壁に設置された黄色い足場で旧国道へ下ると「ダム放流に伴う河川水位上昇に注意」の看板が立っていた。裏側を見ると「お気を付けてお帰り下さい」との文言が。どうやらこの非常扉は公式に一般解放されているようで、管理者に苦情を言われるようなことは無さそうだ。

・旧国道の状態は先週の区間とは比較にならないくらい良好で、明らかに人の手で整備されていることが感じられる。アスファルトの路面は見えるし、人が歩く部分には体に触れる藪は皆無。

・JR高山本線の鉄橋を潜った先の鉄道トンネル入口北側に登山口あり。実際には登山口の看板が出ているわけではなくJRの「鉄道防雪林」の看板があるだけだが、道はこれ以外にないので間違いない。いや、この他に壊れてしまった「火の用心」の看板もある。これは送電線巡視路のものだ。

・登山道は良好で体に触れる藪は皆無。階段も整備され道幅も広い。標高320m付近でいったん平坦地に出て林道らしき幅の広い道に合流する。登りでは問題ないが下りではこの広い道から右に分岐する登山道に入る必要があり、道なりに直進しないように注意が必要。ここには案内標識等は一切無い。

・杉の植林斜面に変わって再び登りになると登山道らしくなる。これまでより若干だけ道のグレードが落ちるが、相変わらず体に触れる藪は皆無。つい最近倒れたばかりの枯れた倒木があったがそれ以外に障害物は無く、このルートは毎年手入れされているようだ。もっとマイナーな道だと思ったらそんなことはなく、アルプスの登山道にも負けない一級の道であった。

・標高550m付近で左手から太い道が合流。ここで斜面から尾根上にルートが移り、この尾根に沿って送電線があるので合流した道は送電線巡視路に間違いないだろう。尾根末端から送電鉄塔があるはずなので、こちらのルートの起点は尾根末端だろう。

・標高700m付近で最初の送電鉄塔が登場。ルート上には3本の送電鉄塔があった。送電線が尾根直上を通っている箇所は尾根上の樹林が広く伐採されて展望がいい場所になっていた。今日は雨で煙って遠望が利かないが、晴れていれば展望を楽しめそうだ。最後に展望が楽しめる場所は標高970m付近で、それ以降は樹林の中に入って展望は無くなる。

・それまで尾根上を通っていた道が標高1120mで左に巻き始めた。送電線はこの先へと続いているので道は登山道と言うより送電線巡視路だと思うが、唐堀山山頂には送電鉄塔は無いので、もしかしたら巡視路は山頂を巻いてしまうのではないかと危惧。尾根を巻き始める地点で尾根を直進する獣道があったので進もうかとも思ったが、まずはこのまま巡視路を進んで山頂を巻いているのか確認するのが先だと考えて巡視路を進む。

・標高1140mで左から巡視路が合流。この付近では今いる場所よりもっと南を送電線が通っているので、そこへ通じる巡視路だろう。

・巡視路合流点から僅かに進むと三角点と地面に置かれた手製の山頂標識が登場し、唐堀山山頂だった。広場があるわけでもなく周囲は背の高い根曲がり竹を中心とした藪と樹林に覆われて頭上以外は展望無し。山頂付近一帯は平坦な地形であり、山頂らしさを感じられない場所であった。

・帰りは往路を戻る。雨で濡れた下りは滑りやすく、コケないよう注意が必要だった。帰りには雨が止んで僅かに遠望が利くようになり、雲間から雪で白くなった北ノ俣岳から黒部五郎岳が見えた。おそらく今シーズン初冠雪だろう。

・帰りも国道の非常扉は無事に通過。ほんの僅かに降る程度になった雨の中を車に戻った。今回は予想以上に良好な道で大助かりだった。

 

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